ダブリン旅行記
先日、アイルランドのダブリンへ仕事で行ってきました。仕事なので、昼間は見て回る時間があまりなくて、最終日の午前中に飛行機までの時間があったので、少し観光できた程度なのですが、いくつか見ることが出来たところや市内の様子などを紹介します。
2月初旬なので雪でも積もっているかと思ったら、全然市内は雪はなかったです。通常ダブリンではあまり雪が積もるほどのことはないということらしいです。滞在中結構天気は良かったので昼間はあまり感じませんでしたが、夜はやはり風が冷たいですね。でも出発前の東京の方がよほど寒いという気がしました。
Taxi
空港からホテルや仕事先への移動はタクシーを利用したのですが、メーターが付いてませんでした。当然クレジットカードも使えません。空港から市内までは20-30ユーロくらいと聞いていたので、最初に(空港から仕事先まで)どのくらいかかるか聞いて、恐らく32ユーロくらいという返事だったので、一応信用して利用しました。乗ってみるとタクシーの運転手のおじさんと結構話がはずんで、面白かったので、その後ずっと専属のように、時間と場所を指定して来てもらいました。多少高かったような気もしますが、慣れない土地で現地事情など色々知ることもできたし、良かったと思います。ちなみに、空港と市内は26ユーロでした。(実は20ユーロくらいで乗れるようだと後で知ったので結構ぼられていたのかもしれません。)
Trinity College
トリニティ・カレッジは、ダブリン市の中心部にあって、ケルズの書とオールド・ライブラリーを見ることができます。
ケルズの書とは、8世紀頃に作られたケルト文様で修飾された写本です。館内では、類似の写本の展示とどのように製作されたかのビデオを見ることができます。写本なので、間違うこともあり、前の文字の削除記号のようなものもあったようです。PCで言えば、バックスペースコードのようなものです。
一方、オールド・ライブラリーは、Long Roomという、左右に書庫が2階に渡って配された非常に長い空間で有名です。内部はかなり暗いのですが、この壮麗な空間には圧倒されます。STAR WARSのジェダイ聖堂の図書館そっくりなので、STAR WARSはこのLong Roomをモチーフにしたのかなと思います。
Guiness Store House
ここは、黒ビールで有名なギネス(Guiness)がやっているいわゆるビールパビリオンのような施設で、ギネスの工場地帯の一角にあります。町の中心あたり(Trinity Collegeの西側あたり)から歩くと10分から15分程度の距離でしょうか。
まずは1Fのエントランスで入場券を購入します。この入場券は、最上階のGravity Barでのギネス一杯分の試飲も含まれていますので、大人の方はもれなく最上階まで行って、ダブリンの眺望を眺めながら一杯やることになります。2Fには、ストアがあってお土産を色々買うことができます。2Fから段々と上の階に向かってビール関連の展示を順に見ていけるようになっていて、中々興味深いです。
最上階のGravity Barに入りカウンターで入場券を見せると、ビアグラスに8割程度のところまで注いで、1分ほど待つように言われます。その間、ビールの泡が下からどんどん上がってきて、最終的に見事にクリーミーな泡の層ができあがるわけです。この泡のクリーミーさには本当に感動しますよ。ビール好きの人は、必ず訪れてみたい施設ですね。
The National Gallery of Ireland
美術館めぐりが好きな私としては、アイルランド国立美術館はちょっと覘いてみたいところでした。あまり時間もないのでじっくりという分けには行きませんでしたが、ゴッホ、ピカソ、モネ、シスレーとか色々有名どころの絵があり、思わぬところでいいものを見せてもらうことができました。残念だったのは、フェルメールの「手紙を書く婦人と召使」がなかったことですが、それもそのはず、その絵は今日本の渋谷で展示されているんですよね。
この美術館、入館料が無料なのがまた素晴らしいです。
その他
ダブリンではどこでもクレジットカードの認証番号方式での決済が普通となってますね。コンビニやパブやほとんどどこでもこれになっていて、決済が非常に楽でした。最近ヨーロッパには10年以上行ったことがなかったのですが、いまやどこでもそうなっているようですね。
街中を歩いていても危ない感じはあまりしませんでした。でも、夜は一応気を付けたほうがいいでしょうね。唯一びっくりしたのは、歩いていたら、若い男がすれ違いざまに「ワー!」と雄たけびを上げたときですね。私に向けてそうしたのかどうかは分かりませんが、どこにでも変な人はいるものです。
あと、ダブリンではないのですが、ロンドンのヒースロー空港で乗換えでびっくりしたのは、ターミナル1のダブリン行きのゲート(British Midland International)がとても遠いことです。延々と歩かされます。東京駅の京葉線ホームまでが遠いと皆文句を言いますが、あの比ではありません。ターミナルを3つほど渡り歩いたような感じでした。相当余裕を持って行ったほうがよいと思います。
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